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アンドレアス・グルスキー展とアメリカンポップアート展 / 国立新美術館
たまたま機会があり、
国立新美術館でアンドレアス・グルスキー展、アメリカンポップアート展を観た。

アンドレアス・グルスキー展で、すごいな…と思ったのが
写真(風景)がどれもこれも方眼紙の上で測りながら描いたみたいに
まっすぐに静止していること。

展示スペースは向こうの壁までけっこう広々と見渡せる場所もあって、
垂直な白い壁と、そういう均衡のとれた作品が並ぶ空間の間を鑑賞する人達が動いていて
なんだかきれいでおもしろい光景だなぁと思った。
来場している人達も、すごくいろんな人がいて楽しかった。
おじいちゃんから学生さんから、なにかクリップボードに記入用紙を持って回っていた小学生達、ベビーカーを押したお母さんとか。めずらしいかんじだった。

そして私の好きなジャクソン・ポロックの作品を撮った作品があって楽しい気分になった。
アンドレアス・グルスキーの撮ったポロックの作品は垂らした絵の具の凹凸の消えた
ぺたっとした感じになってて、白の色とか輪郭が変わってた。
あえてなぜそういうふうにしたのか、他の作品を見ていればわかる人はわかるんだろうけど…

とりあえずポロックとグルスキーのそれぞれの「部分と全体の関係」は
それぞれにとても意図的で、それをまき散らす絵の具や現実を切り取る写真という
偶然的な要素の多い方法でコントロールしきっててすごいと思った。

グルスキーの作品自体も息苦しいところが多いけれど、好きだな〜。

続いて、アメリカン・ポップアートを見て来たけれど、
これもグルスキー展とリンクしている感じがして、興味深かった。

実物で見るロバート・ラウシェンバーグとジャスパー・ジョーンズが個人的によかった。

それにしても「それを前にして作者がなにを感じたのか」ということを考えるのには
難しすぎる展示だったのも印象的。
作家が「伝えようとしていること」が圧倒的で、
それを透かして作者のなにかしらを感じようとしてもそこまでには分厚い壁を感じる。
でも個々の作品からその人の人となり、みたいな人間らしさの空気は漂っている。
もっとそれが感じられたらどんなに楽しいだろうなぁ。

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